性って…個性。すべての人が素敵。
こんにちは。内田登代紀です。布ナプキンのお仕事をしていて発信をしているので…まるで「女性らしくありましょう」と言っているかのように誤解されることも少なくありませんが(一度もそう発言したつもりはないのですが・・・)、
わたしが伝えたい真意はちょっとだけ違うんです。そこで今日はジェンダー、多様な「性」のことについて改めて考えてみました。
「そもそも、私は本当に女だろうか?」
わたしは以前『LOVEカルテ』という本をたくさんの方々のご協力のもと創りました。その本の中でも「そもそも、私は本当に女だろうか?」という見出しで書いた部分があります。
わたしたちは…本当は、全ての人が
女であり、男でもあるんです。
「は?」 と言われそうですが…;
それはあなたが「誰」と「誰」の命によって生まれ出たのか?をよく考えればわかります。
お父さんとお母さん(男と女)からですね。では、お父さんとお母さんは誰によって創られましたか?おじいちゃんとおばあちゃん(男と女)…。
あなたという人は、男と女でできている1人の人です。
さて、男の人と女の人と、どちらが多い?
…きっちり、半分なはずです。
そう、…全ての人が、男と女でできているのだから、「女でもあり、男でもある」と言っても間違いではないのでは?
ホルモンだって両方持ってます。 バランスが違う、表面的な性器が違ったりするだけで、
本当は、どの人も女性性と男性性をもって産まれ、生きています。
さまざまな場面でわたしたちは、生物学的にザックリ分けて、女性と男性の2種とされることが多いですが、
実際はそのどちらにも振り分けられない身体を持つ人もいますし、身体が女性でも心は男性だと認識していたり、その逆や、愛する人が同じ性の人であったり、両性ともを愛する人もいます。
アメリカのフェイスブックでは、性別が50種類以上設定可能なことをご存じですか…?
50種類と聞いて「そんなに!?」と驚かれるかたもいるかもしれませんが…
わたしはそれを知ったとき、「あぁ、でもきっと…50種類のどれにも当てはまらない!と言う人もいるだろうなぁ」と思いました。
なぜなら「性」とは本来…一人ひとり違う。100人いたら100人の性があるのだから。
性とは…グラデーション(虹)のようなもので、本来は分けることができない、完全オリジナルな…素敵な「個性」なのです。
世界は、もっと面白いことになるかもしれない♪
そんな観点からみると…
「女性らしく」「男性らしく」という、その “くくり” の理想は、一体だれが、いつの時代に作ったものでしょうか…?笑
誰かが作った「らしさ」、あるいは自分自身が思い込んでいる「らしさ」に、しばしばわたしたちはアイデンティティを確立しようとして苦しみます。
でも、他者が自分のことを、女だと呼ぼうと、男だと呼ぼうと…
真実は1つ、「自分はどちらでもある」のだから…結局、素直に自分が思う性で生きるべきなのでは。
わたしは性のことを独学で勉強をしていて、ふと気付いたことがあります。
医学の世界では遺伝子が「正常」と「異常」と分けられているのは、「多い」か「少ない」かの定義なのだということ。
その影響を受けて一般的にも「多いもの」が「正常」で、「少ないもの」が「異常」とされてきた世界があるようです。
「性」のことだけでなく、「障害」についても同じ。人間の指は片手が5本ずつの人が多いので「健常者」と呼ばれますが、もし…指が6本の障害者と呼ばれる人が、これからたくさん増えてきたとして…6本の人の方が多くなれば…それが普通(健常)で、5本は異常(障害)だと言われるようになる…。
わたしたち人間の脳は、そのように、対極に分類することによって、はじめて存在を認識することができるので、何かしらカテゴリ分けしないと、理解しにくいようになっているんですね。そして…理解しにくいものには、本能的に不安や恐れの感情が湧く。
だから、多数(普通)のグループに入り安心したい欲求が湧き、少数(異常)のものを差別をしてしまったりするし、
逆に、自分は少数(異常)だと思い込んで「差別された」と傷ついてしまうことがあります。
正常↔異常
多数↔少数
健常↔障害
これまで、わたしたち人間は、ず~っと昔から、こういう戦いや苦しみを繰り返してきました。どんなに義務教育で道徳の学習をしてきても。
無意識に…脳の癖が…ついつい差別をやってしまうのです。
でも、もしかしたら…
これからは、違うかもしれない。今が、変わるときなのかもしれない…。
1人ひとりが、自分の思考の癖を、客観的にでみることができるようになったとしたら。
わたしたちの精神がアップグレードできたとしたら…?
世界は、もっと平和で、もっとクリエイティブで、もっと面白いことになるかもしれません。
日本でも近年、自分がLGBTであることなどを、勇気を出してカミングアウトする人たちが増えていますよね。
性的少数(マイノリティ)と呼ばれていますが、少数だったのは…言えなかったから表に出ていなかったからかもしれません。ずっと昔から息を潜めていたんだろうと思います。
それぞれの個が素直に輝けば、それぞれの特性を活かして社会を創ることができます。
…いい時代になってきたと思いませんか?
社会的にまとめるためには、男と女でグループ分けすることで多くの人に理解しやすく合理的なことがあります。トラブル回避のためにもシンプルにくくることが必要な場合もあると思います。
わたしの発言の中にも、ターゲットを絞るために「女性たちへ」と大きくくくって言葉を使うことがよくあります。
でも、それは決して差別しているわけではありません。
ほんとうは、「すべての人たちへ」です。くくりに関係なく、ぜひみなさんに読んでもらいたいくらいです。商品も必要があるならば、どなたにもお使い頂きたいです。
わたしが布ナプキンやLOVEカルテを通して伝えたい真意は、
「まずは誰よりも、今の自分を心から愛して!」ということ。
あなたの価値は、あなたが今自分で、決めていい。
生理を嫌いな女性がとても多いです。(以前のわたしもそうでした。)
「生理なんて、なければいいのに!」
「生理がない男の人がうらやましい」って思う人も少なくありません。
でもその全く逆に、病気で手術をして子宮がなかったり、肉体が男性性のため、生理があることや子どもを産めることに対して「とてももうらやましい」と思っている人もいます。
でも『ないものねだり』は・・・もう、そろそろ、やめませんか。
・・・大人なのだから。
わたしたちは、すでにこんなに満たされている。
今あるその身体が、どんなにか素晴らしく、どんなにか素敵なのか…
それを見つけることにもっとエネルギーを注ぎませんか? 誰かと比べて劣っている・優れているではなく…
今の自分にすでにあるもの、自分の内側にもっと目を向けてみてください。
「わたしの美しいところ」
「わたしだからこそ、できること」
…その視点で探せばオリジナルの魅力は無限に見つかります。
他の誰かと一緒でなくていいんです。誰かと似てなくてもいいんです。
(むしろ画一なのはロボット。人間ではありません。)
多数(正常・健常)=「価値がある」ではない
少数(異常・障害)=「価値がない」ではない
自分の存在価値は、他者が決めることではない!!
あなたは誰から何と言われようと…
素晴らしい存在だと、今、自分で決めてください。
自分のオリジナリティを心から愛することができれば…他者のオリジナリティも否定しない生き方ができます。
そこから、希望に満ちた新しい世界がはじまるのではないでしょうか。
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