【コラム】月経と中医薬膳(2)女性の性機能と月経の関係

こんにちは!
国際中医薬膳師 玲子です^^

女性のからだは七年で変わる?!

「女性のからだは七年ごとに変化する。」

どこかで耳にされたことがあるかもしれませんね。

実は、この教えの出所は中国最古の医学書
『黄帝内経(こうていだいけい)』です。

紀元前七七〇年頃に編纂された中医学のバイブルともいえる書で
「素問(すもん)」「霊枢(れいすう)」の二編で構成され

男女の年齢とからだの変化については
「素問ー上古天真論(じょうこてんしんろん)」の中に書かれています。

では、七年ごとに訪れるという女性のからだの変化とは?
『黄帝内経』から抜粋すると・・

七x一(七歳)
腎氣(両親から受けた先天的な氣で成長を促す)が盛んになり、歯が生え変わり、髪がのびる。
七x二(十四歳)
性ホルモンが出て、任脈(月経や妊娠などにかかわる奇経八脈のひとつ)が通じ、太衝脈(腎脈と衝脈が合した脈で、昔から月経と重要な関係があると考えられてきた)共に盛んになり、月経が定期的に始まる。
七x三(二十一歳)
腎氣が充実し、親知らずが生え、歯が完成する。
七x四(二十八歳)
筋骨が丈夫になる。髪の毛も多く豊かになり、からだの状態は最高潮になる。
七x五(三十五歳)
陽明脈(臓腑・経絡のうち腑に属する陽経のひとつ)が衰え始め、髪の艶が失われ、髪が抜け始める。
七x六(四十二歳)
三陽の経脈(陽明、太陽、小陽の各経脈)が上半身で衰えるため、顔に疲れが見え始め、髪が白くなり始める。
七x七(四十九歳)
任脈の力が失われ、太衝脈も衰え、性ホルモンも出なくなる。月経がなくなり、子どもも産めなくなり、体型も崩れ始める。

からだの変化は人生の節目!

はっとする反面、五十代、六十代になっても
若々しく元氣に活躍している女性が多い現代日本には
合わないのでは?と思われるかもしれませんが、

『黄帝内経』が着目した

「性機能と月経」

という側面から見ると納得がいきます。

閉経後、ホルモンの影響を受けなくなったとき
どう老化が進んでいくのかについては記述はありませんが
当時五十歳を超えて生きた人が少なかったからかもしれません。

七の倍数で変化する女性のからだの変化のときを
どうかすれば否定的に捉えてしまうかもしれませんが

節目節目にそれまでの生活や生き方、考え方、
日々の食事を見直して、デトックスしたり

修正するチャンス!と

捉えてみてはいかがでしょうか^^

中医学(薬膳)の大きな特徴は「養生法」です。

加齢は、からだを構成する「氣血津液」の不足を招くと
考えますが、それを補う方法もちゃんと教えてくれます。

もちろん、月経の周期ごとの「養生法」も
ちゃんと用意されていますよ^^

これからもご紹介して参りますのでお楽しみに。

国際中医薬膳師 河内玲子


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