8月に入って厳しい暑さが続いていますね!
お盆期間、ところにより体温並みの気温となる見込みで、“熱帯夜”にもなり、夜間は寝苦しい日が続くのだとか。
熱中症や夏バテ、暑さによる睡眠不足など、体調管理にご注意くださいね〜。
こんにちは☆国際中医薬膳師の玲子です^^
暑さと湿度の上昇がピークになり、生命エネルギーの力も最強になる日本の夏。
夏バテや熱中症、食欲不振、消化不良、冷え、疲労、動悸、息切れ、不眠、動脈硬化などの体調不良に陥りやすい季節です。
実は、人体も自然界の変化に伴って「心」の働きが高ぶり、オーバーヒートしやすくなっているのです。
人体は、暑くなると発汗により、余分な体内の熱を放出し体温調節をするようにできています。
しかし、「汗」と同時に血中の水分とミネラル分も一緒に排出してしまうため、血液濃度が高くなり、ドロドロと流れにくい状態になります。
たしかに発汗により、体温は下がり、涼しく感じられますが一方で、心臓は流れにくい血液をがんばって全身に運ぶためオーバヒートを起こし、不整脈や動悸、息切れ、不眠、動脈硬化を起こしやすくなるので、注意が必要です。
そこで、がんばる心臓にオススメなのが・・
【茄子】、です!!
そう、おなじみの夏の旬野菜です^^
「茄子こそ 味わい甘く 寒のもの 冷えたる人は 食すべからず」
これは、江戸時代に編纂された『和歌食物本草』に読まれている一首。
数ある野菜の中でも、特に身体を冷やす性質が強いため、冷え性の人や胃腸の弱い人の「過食」を戒めているようです。
中医薬膳学では、食べ物には身体を冷ます・温めるといった「寒熱の性質」があると考えます。
ちなみに【茄子】を中医薬膳学的に捉えると・・
・食味:甘味(身体を緩める)
・性質:涼性(身体を冷やす性質)
・帰経:脾胃大腸(食材の効能が入っていきやすい臓腑)
・効能:「熱による症状」を改善する働き
たしかに、暑い夏には嬉しい身体を冷やす性質の野菜ですね〜
し・か・し
これは、茄子「単体」の性質です☆
身体を冷やすから冷え性や胃腸の弱い人は食べちゃだめとか、極論にならないのが中医薬膳のすばらしいところ♪
他の食材の性質や調理法と組み合わせて「相殺」したりすることで、寒熱をコントロールする工夫があるのです。
つまり、食材のもつ性質と調理法を上手に組み合わせれば、【茄子】のもつ優れた性質を取り入れた、夏の体調管理が食事で美味しくできるのです☆
では、早速作って食べて、体感してみてくださいね♪
【理想のカップル☆麻婆茄子】
〈材料〉
(A)なす、豆腐、生姜、ねぎ、にんにく、玉葱(揃えられるものだけでOK)
(B)豆板醤(鷹の爪)、甜麺醤(甘味噌。八丁味噌と黒糖などを混ぜたもの)、紹興酒(料理酒でもOK)、醤油(味を整える)
〈作り方〉
(1)の茄子と豆腐以外の材料を(B) と炒める(胡麻油がおすすめ)
(2)火が通ったら、茄子と豆腐を入れ、少し水を加えて炒め煮にする
(3)醤油で全体の味を整える(お好みで水溶き片栗粉を加え、とろみをつける)
今回は、身体を冷やす性質のある【茄子】をたくさん食べたいので、温める性質のある「唐辛子・生姜・にんにく・ねぎ・玉葱」をそれぞれ少〜しづつ加えることで、風味付けと寒熱のバランスをとっています。
どれか一つでもかけたら作れないわけでもなく、美味しくてバランスがとれていればOKですよ。
豆腐も【茄子】と同様、身体を冷やす性質があり、発汗で失った水分やミネラル補給のために加えてみました。
材料の分量は、お好みで調節してくださいね。
また、水分たっぷりで、身体のほてりを冷まし、喉の渇きも潤し、ミネラル補給もできる「きゅうり・冬瓜・すいか」などの野菜は夏の旬野菜。
美味しくて、自然の理にかなった旬の野菜をもりもり食べて夏の体調管理に♪
できれば、自然の原理原則にもとづいた自然栽培のエネルギーたっぷりの美味しいお野菜がおすすめです!
大切な人と残暑を元氣に過ごしましょう!!
国際中医薬膳師 河内玲子
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