【コラム】セルフプレジャーとは?

こんにちは。内田登代紀です。『セルフプレジャー』という言葉をご存知ですか?
今日はこの言葉の意味と、その大切さについてお伝えしていきたいと思います。

セルフプレジャーとは

直訳すれば、「自分自身を喜ばせる」という意味。
主に、自分自身を触って性的に感じることに使われます。
わたしは、この言葉を数年前に見つけて…とっても嬉しくなったのを覚えています。
なぜならば、それまでは「オナニー」「マスターベーション」「自慰」「ひとりH」などの言葉が一般的に使われてきましたが…なんとなく、
その言葉そのものが、素敵なものというよりも、汚らしい…あるいは
チョット寂しい行為のようなイメージが、わたしの中でまとわりついていたからです。

「セルフプレジャー」という言葉は、
自分を触って喜びを感じることに対して、性に対する“偏見”がありません。
とても素直な言葉だとわたしは感じていますが、あなたはどう感じますか?

セルフプレジャー不足が軸のブレに

普段からセルフプレジャーをしている人からは「いいねーっ!」という意見が出てきそうです。
でも、逆に全くしていない人なら、
…微妙な気持ちかもしれません…。

絶対にするべき!とか、そういうことを言っているわけではありませんが、
セルフプレジャーについて、わたしたち女性は男性に比べて…
なぜかそれをタブーとするイメージを持っているような気がします。

どうして男性は自分の性器を「むすこ」などと呼んで可愛がっているのに、
女性は「見たことすらない」人がいるのはどうしてなのでしょうか?
なぜ、自分では触ることのないところを、彼氏(夫)には触らせられるのでしょうか…。
「膣が、かわいい」そんな表現ができないのでしょうか。

ほとんどの男性は若い頃から…女性の身体に魅力を感じるようになって
官能小説や漫画・動画などを回し合ったり、
セルフプレジャーの仕方などをお友達同士で教え合ったりし、
毎日毎日…自分のカラダの扱い方を学習しながら大人へと成長します。

これは、将来子どもを授かるためだけでなく、
将来ずっと続けていくであろうパートナーシップを築いていくためにも、必要な・そして大切なステップですよね。

一方、女性はどうでしょうか?
もしかしたら男子のようにお友達同士でしていた方もいるかもしれませんが、
ほとんどの女子がそうではない気がします。
少なくとも…わたしの中学・高校の頃はそうでした。

男性の中には、性的に自分自身を触ることは、「淫乱」なことで、
純粋な女性はそういうことはしない…
というようなイメージをもつ男性も少なからずいるような気もします。

もしかしたら、それは幼少期に…自分の性器を触って、
お母さんや先生から「いけません」と怒られたことがきっかけで
「感じること」を封印してしまったままの女性もいるかもしれません。

また、心無い(というか知識ない)若い彼の言葉で傷ついたことで、
できなくなってしまった人も、いるかもしれません。

他の誰もが言えないなら…わたしが変わりに言いましょう。何度でも。

自分で自分自身を触っていけないところ・見てはいけないことはありません…!

当たり前のことです。
当たり前のことだけど、あえて肯定してくれる人は、ごく少数なのではないでしょうか。

自分を喜ばせることで女性は元気でキレイになる。

自分で自分を喜ばせること…セルフプレジャーは、
女性の身体の調子を整えるだけでなく、
心のモヤモヤやイライラ・不安などをスッキリさせてくれる「快感」です。
あなたが「感じる」ことに罪悪感をもつ必要はありません。

たまに男性の口からも…
「女性はイク人もいればイケない人もいる」…というように、
まるで女性の体質上オーガズムを迎えることのできない人が存在することのような言い方をすることがあります。
でも、それは…わたしは間違いだと思います。
もしかしたら…その彼は密かに自分のプライドを傷つけたくなくて、
パートナーがイケないことの「言い訳」にしちゃっている人も、いるかもしれませんね。笑

「イクときもあれば、イケないときもある」のは、確かにあるかもしれません。
体調の良し悪し、その時のテンションも毎回違って当たり前。
タイミングによっては確かにオーガズムを迎えにくいときもあるでしょう。

またパートナーシップにおいては、相性が合う・合わないの問題の前に…
そこにエネルギー(時間やお金や気持ちなど…)をいかにかけているか?によると思います。

二人の間にとっても深い信頼関係や身体の開発にじっくりと時間をかける必要のある人もいれば、
そんなにエネルギーをかけなくても、簡単にオーガズムを迎えられる人ももちろんいます。(そういう人は、きっとセルプレで子どもの頃からちゃんと練習できて自分の快感をつかむコツをつかんでいるんです。)

個人差はあったとしても…
本来ならば、すべての女性が、ちゃんとオーガズムを迎えることができるはず。
なぜなら、身体の構造的には、そのようにできているから。
(オーガズムは精子をスポイド上に吸い上げ、受精を助ける役割や、他にも色々な機能があります。すべての身体の反応にはちゃんと意味があるのです。)

もし「わたし…まだイッったことがない…」という方は、
ぜひもっともっと自分を触ってみてください。
感じることに対してOKを出してみましょう。もっと感覚を研ぎ澄ませましょう。イマジネーションを働かせましょう。

セルフプレジャーを習慣にしていたら…
きっと、これまで以上に、自分自身のことが愛しくなってきます。
そしてあなたの身体に「ありがとう」って素直に思えたりもするかもしれません。

よくわたしたちは「心」と「身体」と分けてとらえがちですよね。
セルフプレジャーは、それが「ひとつ」だということを無意識に感じ取れる素敵な行為です。

自己肯定感。それは、女性の自信と魅力がUPすることですよね。
あなたの周りには、なんとなくいつも「幸せそう…」な女性はいませんか?
そのエネルギーの源は…きっと「性」にあるはず。

ちなみに、オーガズムを迎えるためには…、ある程度の骨盤底筋が必要とも言われています。

膣キュンはオーガズムにも関係する!

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次回は、
「パートナーの前ではイケないの;」
という方に向けてお話ししたいと思います。


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