女性アスリートにとっての生理

こんにちは。性と布ナプキンのお伝え係、内田登代紀(うちだとよき)です。

世界中のトップアスリートの活躍に
感動の日々ですね。
(※2020年7月30日に書いた記事です)

それは…きっとその試合の
「勝った」「負けた」だけでない…

もっと見えない部分…

選手が人生をかけての
過酷な鍛錬と努力の積み重ね
戦い抜いて、戦い抜いて、
今そこに立っていることや

計り知れないほどのプレッシャーを背負った上で
全集中し真剣に戦っていることに対して…

わたしたちは感動してしまうわけです。

そんな中…
女性トップアスリートにとっての

「生理」

は間違いなく…

身体的・精神的パフォーマンスが落ちること。

(耐久力低下・ジャンプ力低下・瞬発力低下など…身体だけでなく、集中力の低下など精神面でのパフォーマンス低下も研究で確証されているそうです)

ですから、

生理が、女性アスリートにとって

“必要悪”と、とらえられてしまうことは、想像に易いです。

もちろん低用量ピルでコントロールしている選手もいるでしょう。
(日本選手は海外選手と比べてピルを使用している人は少ないそうですが)

ピルによって生理日をコントロールできたとしても
副作用が出る人も少なくなく…
気分が悪くなる人もいれば、体重が増えてしまうことも多くそれも選手にとってリスクです。

ピルもさまざまな種類がありますし、身体が慣れるまで数ヶ月はかかるので
その人の身体に合うピルを試していくための時間と体力も緻密に計算していかねばならない…

また、試合日をある程度コントロールしたとしても
試合以外の練習も、生理だからといって毎回「休む」というわけにはいかないでしょう。

タンポンなどを若いうちから
強制的に使わさせられている選手がほとんどなようです

(これはトップアスリートだけではなく、ごく一般の中高生の運動部でも、よく聞く話です。)

更に、指導者の中には
(特に男性には実体験として感覚がありませんから)女性の生理への理解がない人も少なくないそうです。

また選手自信も、
意地や根性で、
弱音も吐かずに、生理中であろうとなかろうと、頑張り続けてきたに違いありません。

あまりの過度な運動や、過度な減量により…
無月経になる選手も少なくないそうです。

無月経になれば
「煩わしいものがなくて済む」というのが
女性アスリートにとって正論になるかもしれませんが

無月経になるということは…
女性ホルモンが低下していることで、それは骨粗鬆症へつながることでもあります。

引退後にもし「子どもを授かりたい」と思っても不妊になるリスクもあります。

そのように
男性アスリートにはない、
特有のハンデがある上で、身体を酷使して戦っていることも…
意識してみてはいかがでしょう。

一方で、
アスリートではない

一般のわたしたちは…!

果たして、彼女らように生理の日でも

「無理をする」必要が
一体どれだけあるでしょうか?

もちろん、お仕事もあるでしょう。
家事も育児もあるでしょう。

でも、オリンピック選手のように
全国民からのプレッシャーは背負ってないはず。

生理は
「身体の内側は、怪我をしている状態」であることを意識して、

できるだけ、身体に負荷をかけない。
周りに甘えて、自分に甘くやさしく
無理せずゆったりと過ごすことを、オススメしたいな…

そうすれば生理が
煩わしい“必要悪”にならなずに
「お姫さまの日」になるかもしれない。

お姫さまの日と思えれば…
精神面でも少し優しくなれて、家族やパートナーも嬉しいかもしれない。

生理期間が終われば、できなかった日の分まで、一気に頑張ればいい!

「安定」とは
無縁のわたしちの身体。

女性ホルモンのバランスに乗っかって
日常のスタイルをつくると

すごく楽に楽しく女性人性を生きられるはずです。

(そんな、生き方のコツも、お話会でお伝えしていますよ♪お気軽に遊びに来てくださいね)

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