女性のオーガズムの役割
こんにちは。内田登代紀です。
今回は「女性のオーガズム」について、お伝えしたいと思います。
本来は、すべての女性がオーガズムを迎えられる。
女性は「イク人もいれば、イかない人もいる」と認識している人も少なくないようですが…
実はそれは、大きく間違った常識です!
生物学的には、男女の性器は元々同じ機能をもっていたのが、
進化の過程でそれぞれ変形したもの(例えばクリトリスがペニスに変形…など)。
快感の過程に差はあるものの、肉体構造的には、“心身が健康”であれば、
女性だって、男性と同じようにオーガズムを迎えることができるはずなのです。
後から述べる女性のオーガズムに「役割」があることから考えると、単なるオマケとして快感があるわけではないことがわかるはず。
もしあなたが、過去一度もオーガズムを迎えたことのないということは…
それは、もしかしたら、
例えば…筋肉が足りないなどといった肉体的な原因もあるかもしれませんが、ほとんどの場合身体の使い方のコツを知らない・意識の向け方を知らないなど…
少し厳しい言い方になるかもしれませんが、性的に未熟である状態であることが多いのではないかとわたしは思います。
※これは決して悪いことではありません!美しい花が開花する前の「ツボミ」の状態であるというだけです。
あなたが、もし密かにセルフプレジャー(マスターベーション)では迎えられるのに、
パートナーとのまぐ合いでは迎えられない、という状況であれば…
それは、正直、相手へ心を完全に開くことができていないからか、
あなたの快感の波に、パートナーが寄り添うような…
オーガニック・セックス(まぐあい)を経験していないからかもしれません。
オーガニック・セックスとは?>>>
安心してください。かくいう私自身も、このパターンの女でした。
でも、わたしなり研究したり勉強して見つけたことがあるんです。苦労した分…その経験が誰かお一人にでも役に立てたらと思っています。
これからこのコラム「愛されメモ」でも徐々にお伝えしていきますね。
インスタントなセックスでは…、女性の身体は完全に準備不足!!
そもそも、キスから射精まで15分間のインスタント・セックスでは
ほとんどの女性の身体は完全に準備不足状態だということ;(悲)
たったの15分では…女性は体温すら上がっていない状態なんだそうですよ…!!
もちろん、個人差はありますが、
男性本位の射精目的のセックスで、簡単にチャチャっと済されていませんか?
また、そんなパートナーに対して…優しさ(?)で、許してしまっていませんか?
もしくは、努力したけど無理だ…と「諦めてしまった」のかも…
あるいは、せっかく勇気を出したのに…相手にうまく伝わらず、傷ついてしまった女性も少なくないはずです…。
しかし、そうなったのは、あなた自身のせいでも、パートナーのせいでもありません!
根源は、わたしがいつもお話会などでもお伝えしていますが…
女性の性感への価値観が低く捉えられてきた日本社会にあります。
まず、成長期の男子がセルプレで練習してきたことに対して、
女子たちは自分の性器に興味をもって開発できなかった環境がありましたよね。
幼少の頃「〇〇ちゃん!そんなところ触っちゃだめ!」と大人に叱られた経験はありませんか?
正確にいえば、「今、この場では」触っちゃだめ!だったんですが…
幼いわたしたちは言葉の通り真に受けて、イケナイコトにとらえてしまった。
そんな親や教師の言葉がけなど…「性教育」が、ちゃんと整備されていない社会がゆえに、
AVなどによって、性に卑猥で汚らわしいイメージを植え付けられたことが原因なのです。
もちろん、女性も男性もオーガズムは迎えても迎えなくても愛し合う行為として素晴らしいものです。
むしろ、愛し合うオーガニック・セックスは、そこが「ゴール」でないことは、確かです。
でも…!
オーガズムを知っていて、そこへ達さないのと
未経験のまま達せないのとでは…お話が全く、別ですよね。
見ないフリ…諦めたフリはやめましょ? このコラムを読んでいるということは…あなたには可能性があるということ。
年齢も関係ない! 性的感覚は、元々もつ本能です。いかに心のブロックを外すか、いかに追求し練習・実践するか…それだけです。
まずは自分の中の、性のイメージの革命からおこしましょう。
女性のオーガズムの役割
女性のオーガズムは単なる“快楽”のためではありません。
男性が赤ちゃんのタネ「精子」というエネルギーを放出することと同じような大きな役割があることを、
私たち大人は正しく知っておいて良いことではないでしょうか?
近年、女性のオーガズムの役割は、性科学の世界でも認められつつあります。
①子宮を収縮しスポイド状に精子を吸い上げ、子どもを授かりやすくするため
②電気(生体電流)を放電し、ホルモンバランスを整えるため(体温も上昇・健康維持)
③愛(自分の存在と幸福感)を実感するため
次回からは、これらについてそれぞれ、詳しくお伝えしていきます。どうぞお楽しみに。
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